2013年12月10日火曜日

メープルかれん、絵画制作、手織り作業はこんな感じ

ギャラリーかれんで行なわれた企画展「Dream of the light」と「あったかハート大集合 港北区作業所連絡展」が無事終わりました。お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。

「Dream of the light」展では最終日にトークイベントがあり、企画を担当していただいた尾崎大輔さん、尾崎さんが開催している視覚障害の方のための写真教室に参加し、今回の展覧会にも写真を出している方々、その写真教室の取材を行ったNHK記者の岡村純子さん、みなさんを中心に参加作家やお客様を交え大変充実したトークイベントとなりました。

毎年恒例の展覧会となっている「あったかハート大集合 港北区作業所連絡展」は港北区にある17団体(作業所、福祉事業所)による自主製品の販売会です。定番商品と新作をまじえ大変おもしろい5日間でした。クリスマス前でプレゼントを探しているお客さまも多く会場は大変賑わっていました。

メープルかれんでは現在開催中の「ポコラート全国公募展 vol.4」に5名の利用者さんが参加しています。事業所ではクリスマス、お正月をむかえるのんびりとした時間が流れています。






 













2013年10月29日火曜日

ギャラリーかれん 企画展 「Dream of the light」

11月19日から開催される、ギャラリーかれん/アートかれん企画の展覧会のご案内です。






Dream of the light

ドリーム・オブ・ザ・ライト 視覚障がい者の見る夢の世界

 「ドリーム・オブ・ザ・ライト 視覚障がい者の見る夢の世界」は視覚障害者の方達とアウトサイダーアートの作家また現代アーティストの作家の方達とのコラボレーション作品展です。アウトサイダー・アートとは、狭義には知的障害、精神障害、視覚障害などの障害を持った人によって作成された美術作品をいい、広義には専門的な美術教育を受けなかった人々による美術作品を指します。
 普段、私自身が個人の活動として「視覚障害者と一緒に楽しむ写真教室」をやっております。それに伴って、非常勤職員として通う社会福祉法人かれんのメンバー達に視覚障害者の方達の撮った写真をもとに視覚障害者達が見ている夢の世界を表現しもらう企画を思い立ちました。私が知り合った生まれてから目が見えない先天的視覚障害者の方が、一度も世界を見たことがないにも関わらず、夢にはいつも映像がついてくると話をしてくれたからです。夢の中では世界が '見れる' というのです。視覚障害者の方達が撮った写真をベースにかれんのメンバーや作家の方達から色をもらったり、少し付け足したりなど、どのようなものが出来るかは未知数ですが、興味深い作品になるのは間違いないと思います。
 また、視覚障害者の方に美術鑑賞を楽しんでもらおうと作品を写真で撮影し、特殊加工により凹凸の立体写真を作成し、触ることによって少しでも作品を感じ理解してもらおうという新しい美術鑑賞の試みも行おうと考えております。
 タイトルの「Dream of the light」のthe lightは聖書からの語源を取り、「視覚障害者」という意味を含んでいます。展示内容は視覚障害者の方々の写真にかれんのメンバーと賛同頂いた現代アーティストの作家の方達が色をぬった作品と普段作成しているオリジナル作品から構成します。作品から放たれる新しい色や光を感じ取っていただけるような展覧会です。
(企画者 尾崎大輔)

視覚障害者と一緒に楽しむ写真教室
白井美由紀 山口和彦 モグタン 高橋博行 西尾憲一 高山操
金澤茂雄 石原ミヨ 町田イタル マンダハ センスリアン
ニャマフー 小林幹典 堀越雅也 中瀬恵里

アート・メープルかれん
青木芳江 荒井麻理子 井桁由美子 いそべRYO 大久保潤
大島秀一 太田弘 大場かずみ 金井清香 川戸由紀 工藤未来
佐々木貴子 品川太成 鈴木孝一 竹植耕平 田辺綾子
寺田美奈 長岡彩 成富幸 橋本知佳枝 飛岡悠太 樋口まみ
渕上さおり 牧島美帆 水島亜美 百田佳恵 八城勢津子
山田香奈 栁まどか

飯田千晶 今村仁 尾崎大輔 天本健一 豊田淳子 松宮硝子
他 協力作家

主催=社会福祉法人かれん 生活介護事業所アート・メープルかれん
協力=日本視覚障碍者芸術文化協会

2013年11月19日(火) ー 11月30日(土) 
10:30 -17:30  (土 12:00 - 17:00)   11/24(日)休み

○トークイベント
 尾崎大輔(写真家)×岡村純子(NHK記者)×写真教室参加者×かれんのメンバー
 日時 11/30(土) 15:00〜
 参加費無料/予約不要
○交流会 11/30(土) 16:00〜  どなたでもご参加ください。

ギャラリーかれん
222-0037 横浜市港北区大倉山1-11-4 ℡045-543-3577
東急東横線〈大倉山駅〉から徒歩2分






スーパーピュア2013

横浜市民ギャラリーあざみ野で開催されている「スーパーピュア展2013」にアートかれんの川戸由紀さんが参加しています。


あざみ野コンテンポラリーvol.4  スーパーピュア展2013 ― my rule, my style

2013年10月26日(土)~11月17日(日)※10月28日(月)休館
10:00~18:00
横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1・2
入場無料
 
出品作家

【やまなみ工房】井上優、大原菜穂子、鎌江一美、清水千秋、瀬古美鈴、田中乃理子、田中睦美、冨士川義晃、山際正己、吉川秀昭
 
川戸由紀、古久保憲満、齋藤裕一、西澤彰、平野智之、戸來貴規


主催:横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
協力:アート・メープルかれん、クラフト工房 La Mano、工房集、STUDIO LONG、やまなみ工房
後援:横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
 
 
 

 

2013年10月2日水曜日

川戸由紀展 エム・ジィーアーツ

横浜 日ノ出町のギャラリー、エム・ジィーアーツさんでアートかれんの川戸由紀さんの個展が始まります。(10月11日から)




川戸由紀展
2013年10月11日(金)~11月10日(日)
営業日:木・金・土・日・祝 11:00~18:00
オープニングパーティ 10月13日(日)13:00~15:00

エム・ジィーアーツ 231-0066 横浜市中区日ノ出町2-165
http://www.mz-arts.co.jp/index.html


今回、カタログを作成していただきました。
会場で販売されています。こちらも合わせてご覧ください。




2013年8月21日水曜日

「三人の絵」 スイッチポイント

 

↑(会場風景ではありませんが出展作品の一部です)
 
 
 
ギャラリーかれんの企画展にも参加していただいている画家の高橋大輔さんが企画した展覧会「三人の絵」が国分寺のギャラリー、スイッチポイントで開催されます。
 
高橋さんは2011年の秋に開催されたギャラリーかれん企画展「今年描いた絵」で一緒に参加したメープルかれんの荒井麻理子さんの作品に強い印象をお持ちになったようで、その後荒井さんの作品を展示する、今回の「三人の絵」を構想されました。
 
展覧会には日頃メープルかれんの活動を支援する天本職員も参加します。タイトル通り、三者三様の絵画感がほどよく調和する空間で企画者である高橋さんが選ぶ作品を高覧いただければと思います。
 
「三人の絵」
 
2013年8月22日(木)~9月7日(土)
 
11:30~18:30(最終日11:30~17:00)
 
火曜日、水曜日はお休み
 
会場: switch point (スイッチポイント)
 
185-0012 東京都国分寺市本町4-12-4-2F
 
042-321-8956
 
 
8月25日(日) レセプション(夕方くらいから)
 
 

2013年7月5日金曜日

明日、7月6日(土)から 視触手考画説(ししょくしゅこうがせつ)


東京・仙川 東京アートミュージアムで明日から始まる展覧会にアート・メープルかれん利用者の作品が展示されます。

アート・メープルかれんからは10名、30点の作品を出展します。参加者は下記のとおりです。

荒井麻理子さん、佐々木貴子さん、橋本知佳枝さん、木村庄兵さん、樋口まみさん、成富幸さん、百田佳恵さん、長岡彩さん、川戸由紀さん、太田弘さん
 
 

プラザ・ギャラリー 開設25周年記念 人・街・アート re-mix
第3期 2013年 7月6日(土)—9月1日(日)
視触手考画説(ししょくしゅこうがせつ)-眼は指先ほどにものをこね、手は頭ほどものおもう-

企画=菊池敏直

阿部朝日
池田雅文
井上実
小山利枝子
佐川晃司
天本健一
藤堂良浩
藤村克裕
山下武美

協力:
アートかれん
八王子平和の家

東京アートミュージアム
11:00-1830(入場18:00まで)
休館日 月、火、水曜日
入場料 大人500円 大学・高校生400円 小中学生300円
夏季休館日 8月15日(木)、16日(金)
180-0002 東京都調布市仙川町1-25-1
電話 03 3305 8686

プラザ・ギャラリー 
10:00-18:30
休廊日 水曜日
入場料 無料
夏季休廊日 8月12日(月)~16日(金)
182-0002 東京都調布市仙川町1-24-1
電話 03 3300 1010(ハウジング・プラザ)

会場は京王線「仙川駅」から徒歩3分、二つの会場は交差点を挟んですぐ近くです。

展覧会の特設サイト
http://tokyoartmuseum.com/anniversary25/

東京アートミュージアム
http://www.tokyoartmuseum.com/

プラザ・ギャラリー
http://www.plaza-gallery.com/

2013年6月24日月曜日

みどりの風展12




 大倉山のアートかれん、メープルかれんで絵画制作を続ける30名のメンバーたちによる年に一度のみどりの風展。日頃の活動から生まれた力作をギャラリーの壁いっぱいに展示します。合わせて手織り、紙すきグッズ、クッキーなど全て手作りによる自主製品の販売も行います。


みどりの風展12
2013年7月2日(火)-7月13日(土) 6日、7日は休み
10:30-18:00 (最終日12:00-17:00)

磯部涼 太田弘 大場かずみ 金井清香 川戸由紀 品川太成 成富幸 飛岡悠太 牧島美帆 水島亜美 百田佳恵 大島秀一 青木芳江 井桁由美子 田辺綾子 長岡彩 荒井麻理子 木村庄兵 工藤未来 佐々木貴子 鈴木孝一 竹植耕平 寺田美奈 樋口まみ 渕上さおり 八城勢津子 山田香奈 栁まどか 大久保潤 橋本知佳枝



主催=社会福祉法人かれん
   生活介護事業所アート・メープルかれん

ギャラリーかれん
222-0037 横浜市港北区大倉山1-11-4
℡045-543-3577

artkaren@muse.ocn.ne.jp
東急東横線大倉山駅下車、徒歩2分。
改札を出て商店街沿い左方向、横浜銀行先。

2013年5月28日火曜日

川戸由紀さん、ポコラート全国公募展 vol.3 受賞者展に出展します


昨年末に行われた『ポコラート全国公募展 vol.3』において、来場者の投票による【オーディエンス賞】を受賞しました、アートかれんの川戸由紀さんが6月から始まる受賞者展に出展いたします。

ポコラート全国公募展 vol.3 受賞者展
松本美千代 川戸由紀

2013年 6月1日(土)~6月17日(月)
12:00~19:00 火曜日休み 入場無料
アーツ千代田3331内 3331ギャラリー
101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14(旧練成中学校)



2013年2月7日木曜日

フラット展


フラット展

2013年3月5日(火)~3月10日(日)

10:00~20:00 (最終日17:00まで)

交流会 3月10日(日)14:00~16:00)


代官山ヒルサイドテラスA棟ギャラリー
150-0033 東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟
電話03-3476-5008(会期中のみ)

東急東横線 代官山駅 下車 徒歩3分
東急東横線・地下鉄日比谷線 中目黒駅 下車 徒歩7分
JR山手線・JR埼京線・地下鉄日比谷線 恵比寿駅 下車 徒歩10分

セルプきたかせ アトリエjet's
アート・メープルかれん
戸賀崎珠穂
大川真実子
五十嵐昌子
MK Lab
丸山数理
鳥居葉子
SULEBOX
高橋学説
LUMMY
宮田寿美
下小川毅
土屋幸生

協賛:社会福祉法人長尾福祉会セルプきたかせ 社会福祉法人かれん
協力:ジャイアントマンゴー ヒルサイドテラス
企画:大平暁

フラット展とは
障がいのある方々が就労を目的として通っている施設「セルプきたかせ」、「アート・メープルかれん」の利用者さんと、アーティスト数名による合同展覧会です。
障がいのある利用者さんとアーティストが同じように展示することで、”アウトサイダーアート”という概念を取り払い、両者とも同じ時代を生きるアーティストとして展示をする。すべてはフラットであるということから、展示名のフラット展となりました。それぞれ感性豊かで素晴らしい作品をどうぞお楽しみ下さい。

渕上さおり と 宮崎直孝


「渕上さおり と 宮崎直孝」

2013年2月12日(火)~2月23日(土)

10:30~18:00 (土曜日12:00~17:00)

日曜休廊

ギャラリーかれん
222-0037 横浜市港北区大倉山1-11-4
電話045-543-3577
(東急東横線大倉山駅から徒歩2分





「渕上さおりと宮崎直孝」に寄せて

 
 渕上さおりさんは2002年よりアートかれん、2009年からはメープルかれんに所属し、創作活動をしながら日中を過ごしています。ゴダイゴのタケカワユキヒデさんが大好きでいつもタケカワさんを描いています。渕上さんの作品を並べるとたくさんの様々なタケカワさんがあり、一筋な気持ちが伝わってきます。以前はクッキー作りなどの仕事にも力を発揮し、活発に活動していた渕上さんですが、昨今は少しずつ体力も落ち、半日ゆっくりメープルかれんで絵にむかい午後早目に帰宅するようになりました。しかし、描かれるタケカワさんは昔と変わらず輝いていて、いつまでも好きな気持ちは変わらない強い思いを感じます。


2002年の作品に添えられたメッセージ)

 好きな人 タケカワユキヒデさんの絵 

 私は夢の中で上高地へいきました。私たちは公園へあそびにいきました。

                               さおりより

 宮崎直孝さんは1998年に武蔵野美術大学を卒業し、その後四谷アートステュディウムに在籍しました。現在はミルク倉庫としてグループでの活動も行いながら個人でも作品を発表しています。集めたお酒などの瓶(ほとんど自分で飲んだ後の)に穴をあけてチューブを通しそこへ風船を入れる。風船が膨らんだり縮んだりするようにするために注射器をつなげる。ゴムで栓をする。コックを付ける。瓶の中を密閉状態にし気圧を調節することで風船が伸縮し、その様子が体内で動く心臓や肺などの内臓を連想させます。体内では常にそういった循環、運動の反復が行われているということが改めて認識され、そして誰でも手に取って試すことの出来る作品です。

 
渕上さんが過ごす日常と宮崎さんが作る作品は、まるでかけ離れたところにあるようかもしれません。でも、実は近いかもしれない、とも宮崎さんは言いました。水や空気などに対する興味から出来たもの。ただ好きな人を描いたもの。モチーフに対する興味や思いが結果として作品になった。制作の基本はどちらも一緒なのかなと感じました。

2人の作品を並べてみる・・この試みは2010に「川戸由紀と小林耕平」を、そして次がこの展覧会です。障害のある作家とそうでない作家、作品を作る人見る人が隔たりなく一緒に楽しめる展覧会。難しいことは考えずに、見て、触れて、感じる、そしてちょっと作品について話してみるそんな機会になればと期待しています。

 
アートかれん 南芳枝









渕上さおり Saori Fuchigami
1964年横浜生まれ。2002年よりアートかれん、2009年よりメープルかれん所属。
主な展覧会に2002~みどりの風展などアートかれん企画展、2008年なかがわまちアートフォレスタ、2010年林原国際芸術祭ドラえもんを描く展、2011年ポコラート全国公募展など。

宮崎直孝 Naotaka Miyazaki
1974年神奈川県生まれ。2004-07、09年四谷アートステュディウム在籍。
主な展覧会に2011年Humanly imperceptible senses(新宿眼科画廊)、2009年第12回岡本太郎現代芸術賞展、2007年マエストロ・グワント優秀賞展(GALLERY OBJECTIVE CORRELATIVE)など。ミルク倉庫としても活動。


主催=社会福祉法人かれん 生活介護事業所アート・メープルかれん