2009年12月25日金曜日

クリスマスの大掃除


昨日は『たのしいかれんのメリークリスマス』と題して歌と踊りとケーキの楽しい会を設けました。

一年の最後に、メンバーさんたちにはお疲れ様と、ボランティアのみなさんにはありがとうございました、の気持ちで開催した会でした。

作りはシンプルでしたが、参加されたみなさん、とても楽しんでいる様子でした。

さて、今日はかれん年内最後の出勤日。喫茶やお店は通常どおり営業ですが、メープルかれんは一足おさきに朝から大掃除です。結局一日大掃除ですごしましたがメンバーさんがいろんなところに気がつき、掃除や片付けを進んで行ってくださったおかげでとてもきれいになり気持ちの良い新年が迎えられそうです。

大掃除の後は今年一年に撮ったイベントなどの写真スライドをパソコンで見て締めくくりました。

それでは皆様も良いお年をお迎えください。

2009年12月22日火曜日

クリスマス会の準備



今年はかれんでクリスマス会が行われます。
かれんは全4施設。全体で行うクリスマス会は実は久し振りです。
ここ数年は各施設でクリスマスの企画をして、外出をしたり、そこで食事をとったり、または施設でケーキを作ってみんなで食べたり、といったかたちでした。

今年のクリスマス、内容は歌に踊りにゲームにプレゼント、ケーキもあります。
各施設で準備を分担、12月24日に向けてはりきっています。

メンバーさん、スタッフにボランティアさん、総勢60名ほどの会になる予定です。
みんなとても楽しみにしています。

2009年12月10日木曜日

るんびにい美術館

アートかれん、メープルかれんのメンバーさんが参加している展覧会のお知らせです。

「Art Garaxy ~星の祝宴」

会期:2009年12月3日(木)~2010年2月16日(火) 木曜日定休 年末年始休み

会場:るんびにい美術館 岩手県花巻市星が丘1-21-29

http://kourinkai-swc.or.jp/index.html

下のふくやま美術館での展示が巡回します。
メープルかれんから大場かずみさん 香月義弘さん 樋口まみさんが参加しています。


◎「第17回陽と風と・・・とっておきのアーティストたち」 終了しました
2009年11月17日(火)~23日(月・祝)
ふくやま美術館ギャラリー・ホール 広島県福山市西町2-4-3
★全国のアート活動施設、団体の作品を集めた展覧会。かれんより 磯部涼、川戸由紀、牧島美帆が参加します。

松本竣介、宮沢賢治の街、花巻です。
よろしくお願いいたします。

 

2009年12月9日水曜日

終了:絵をかく人々のチャリティ展2009



5日土曜日をもちまして『絵をかく人々のチャリティ展2009 小さなギャラリーにこぼれるアート』が無事終了いたしました。

会場へお越しいただいたみなさま、参加していただいた作家のみなさま、本当にありがとうございました。

最終日も悪天候の中たくさんのお客様にお越しいただきました。その日の朝日新聞朝刊の横浜版に写真入りで展覧会の記事が載ったこともあり、問い合わせのお電話もいただき慌ただしく一日が終わりました。

今回の展覧会は会期中に少しづつ展示替えを行いました。全体の展示として参加作家の方とスタッフとで完成させんましたが、チャリティ展という主旨のため買っていただいた作品とこれから販売できる作品を入れ替えたり(作家のみなさんには何点か作品を搬入していただいていました。)して少し柔軟な、というか流動的というかフレキシブルな感じにしてありました。最終日には、会期中に完成したメンバーさんの作品を含め次々と作品が展示スペースに加わったのでした。

今回の展覧会を終えてスタッフのあいだでもいろいろと反省や次回に向けた新しいアイデアなど出てきました。さらに盛り上げて続けていこう、という気持ちで今回を終えました、とだけここでお伝えしておきます。

2009年12月4日金曜日

ゆるやかに絵画



『絵をかく人々のチャリティ展2009 小さなギャラリーにこぼれるアート』会期中もメープルかれんメンバーさんたちはいつもと変わらず絵の制作に打ち込み、手織りの作業を行い、パン作りやクッキー作り、ランチの配膳の仕事を行っています。

今日、金曜日は絵画制作を中心に行う日でした。チャリティ展参加作家の井上実さんご夫妻がギャラリー観覧の後にメープルかれんに寄ってくださったときも、メンバーさんたちはもくもくと絵の作業を進めていました。

お客様が来ている、自分たちの作業をじっと見つめている、と感じてかいつもよりさらに熱心に打ち込む姿がみられました。井上ご夫妻もまた、展示されている作品を見ることとは違った絵が描かれる過程、みんなの筆遣い、手の動き、真剣なまなざしなどごらんになったのでしょう、「みんなの描く姿を見ていると自分も絵が描きたくなってきた」と話されていました。

今みんなが描いている絵は、いつまた展示の機会に恵まれるか、来年五月に同じギャラリーかれんで開催される『みどりの風展』の時かな、でもその頃までにはもっといい作品が生まれているかもしれない。メンバーさんたちは展覧会などで発表される作品数のいく十倍もの作品を残しているのです。

そんな日々の積み重ねの中からいい作品が自然に生まれてくる、といことは結構すごいと思わせると同時に、なんとも肩の力の抜けたゆるやかなものなのかなとも思ってしまいました。

『絵をかく人々のチャリティ展2009』は明日、12月5日(土)が最終日です。11:00~18:30まで開催しています。どうぞご高覧ください!

2009年12月2日水曜日

こぼれるアート


『絵をかく人々のチャリティ展2009 小さなギャラリーからこぼれるアート』

今年のチャリティ展にはこんな副題が付いています。

ギャラリーかれんは大倉山駅すぐそば、商店街の真ん中と立地もよく普段からお客様にもたくさんお越しいただいています。通りに面した約八坪の小さなギャラリーですが地元の創作活動をされるかたから全国各地のアーティストまで幅広くご利用いただき、その展示空間は毎週、通りを歩く方たちに新鮮な印象を与えてきているのではと思います。

そんな小さなギャラリースペースで都内の有名ギャリーや公立美術館などを中心に発表活動をされている現代美術作家、その中でも絵画という表現方法に取り組んでいらっしゃる方を中心にお招きし、大倉山の町からさらに多く、広く、作家や作品、かれんの施設の活動をまさにこぼれおちるかのごとく紹介していければと思い、今回の副題が付けられました。

2003年秋に『絵をかく人々の集い』展というチャリティ展がギャラリーかれんでスタートしてから今回で6回目の展覧会となります。当時アートかれんのスタッフでした天本と大学時代からの恩師、中村一美さんとの話で、「ギャラリーかれんのように福祉作業所が運営するギャリーは珍しいし、それだけで面白い。何か変わった展覧会は企画できないだろうか。そもそも絵描きは普段から社会的な接点を持つ機会や場が少ない、けれどもみんな何らかの形で社会とコミットしていきたいのでは、ではそんな展覧会をチャリティという形で行えば面白いんじゃないか。」そこからこの企画はスタートしました。

『絵をかく人々の集い』は2005年まで3回開催されました。参加作家は流動的に、新しく参加してくださる方、都合で参加ができない方がいらっしゃいましたが、その都度かれんのために集まってくださった作家さんに支えられ展覧会が続けられました。

ギャラリー奥のアートかれん作業スペースには展覧会のお客様に見ていただこうと、壁一面にメンバーさんたちが日ごろから制作している作品を展示、この間作品をお客様に買っていただくということも少しずつではありますが行われるようになりました。

2006年、4回目を迎えるチャリティ展は作家さんと一緒にメンバーさんの作品も同じギャラリー空間に展示しよう、ということになりました。展覧会名も『絵をかく人々のチャリティ展』として新しいスタートともなりました。

そして今回の展覧会を迎え、全体としてこのかたちが定着してきているように感じます。参加作家のみなさんもこの展覧会のための作品を出してくださることがあります。前の投稿でも触れましたが、普段発表されないようなサイズの作品、ちょっと実験的な内容の作品、販売価格もチャリティ価格、などなどみなさん、実に工夫を凝らして参加してくださいます。またみなさんやはり作家というつらく険しい道を歩き続けている方たちです。チャリティだからといって普段と変わらない、同じスタイルで作品を発表する、というかたももちろんいらっしゃいます。

かれんのチャリティ展のいいところ(と思っています)は主催する側が、絶対こういった形で参加してください、というものがない、というところでしょうか。参加作家がそれぞれのスタンスで自由に参加できるという余裕が残されている、無理な年は参加を見送る、参加できる年は参加する、といったような自由さがあると思います。

それからこのさきほどから登場する「チャリティ」という言葉、おもに慈善の気持ちで物品や金銭を提供、また行動をおこす、といった意味があると思います。

この言葉を使う側、受け取る側で広い意味合いの受け取り方ができる言葉であるとも思います。

「チャリティ」「展覧会」ということで、開催する側、参加出展する作家さん、見に来られるお客様、また作品を購入してくださる方、それから開催の結果得られた収益などを受け取る立場(かれんはかれんが開催してかれんがいただくということになりますが)、などさまざまな関わりでその言葉の持つ意味の解釈もいろいろなのではと思います。

かれんは横浜市からの助成金で運営される施設です。少ない予算の中で工夫を重ねながら運営を続けています。またメンバーさんの日頃の頑張りから収入を得ていってもいます。

チャリティ展では売上からのお金を寄付していただくことで、施設の活動も潤いますし、メンバーさんたちの制作活動がより充実していけるようお金を使わせていただき本当にうれしいかぎりです。

と、同時に作家のみなさんと合同の展覧会を開くということ、第一線でご活躍の作家のみなさんと同じ壁に作品を並べること、このことがメンバーさんたち、施設にとってもどれほど意義のあることか。自分や仲間たちの作品と同時にプロの作品を鑑賞しながらどんなことを感じているのかな、今後なにかの影響が表れてくるのかもしれないな、とか、いろいろとスタッフたちは思ってしまいます。

また作家さんがお連れ下さるお客様にメンバーさん作品を見ていただくこと、また気に入った作品を購入してくださることが、どれだけ私たちを勇気づけてくれるかということを考えると(参加作家の方もよくかれんメンバーさんの作品のかなり本気で気に入ってくださり購入してくださる場面もたくさんあるんですよ)「チャリティ」という言葉がもつ豊かなふくみを感じずにはいられません。

話は戻り『小さなギャラリーからこぼれるアート』のタイトルはアートかれんの超ベテランスタッフ新堂のアイデアです。小さなギャラリーに展示されている小さな作品(4号~6号が中心ですので小品と言えると思います)たちが大きな空間を作り出しているのだなと思います。

展覧会は今週土曜日までです。どうぞよろしくお願いします。

なお会期中、部分的に展示替えを行っています。

メープルかれん天本でした。

2009年12月1日火曜日

本日のランチ+焼きたてパン



本日のO.S.かれんのランチをご紹介いたします。

今日のメニューはホワイトグラタンと野菜の卯の花まぶしです。玄米とお味噌汁がついて750円、コーヒー、紅茶つきは900円です。

それから毎週火曜日と木曜日は焼きたてパンの日です。アンパン、ピロシキ、バターロール、レーズンシナモンパン、チョコパン、クリームパン、くるみパン、ドイツパン、カボチャパン、などたくさんの種類を作っています。

『絵をかく人々のチャリティ展2009 小さなギャラリーにこぼれるアート』会場のギャラリーかれんでもパン、クッキーを販売しています。

O.S.かれんのランチはなくなり次第終了となります。お昼頃お出かけの方はぜひギャラリー見学前にでも体にいい食事はいかがですか?

2009年11月30日月曜日

吉澤美香さんカンバッチ!!!


みなさまお待たせしました!
『絵をかく人々のチャリティ展』名物、作家吉澤美香さんの手作りカンバッチが入荷(?)いたしました。

このバッチは吉澤さんの手描きドローイング(サイン入り!!!)を用いた小さなカンバッチで毎回ファンの方たちやはじめて御覧になる方たちからも大人気の品です。

今年は『顔シリーズ』、価格はひとつ300円

先日お越しいただいたコレクターのTさんも「ミカリンバッチ」を御愛用、今年は無いんですか?あればきらきらしたバッチがほしいんです、とおっしゃっておりました。そして今年はキラキラバージョンで本日到着いたしました!!

おそらく数量限定、他では販売していないと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

展覧会 ランチもご一緒に。



曇り空の肌寒い一日でした。

今日は『絵をかく人々のチャリティ展2009』参加作家の石川順惠さんと朝広永子さんがギャラリーにお越しくださいました。メープルかれんへも見学に訪れこちらでの活動の様子(食事中でしたが)や施設を見ていただきました。これからオーガニックスペースかれんでお食事をされるとのことでした。

そこで今日はオーガニックスペースかれんのランチを少しご紹介いたします。

O.S.(オーガニックスペース)かれんでは月曜日から金曜日のお昼ときに自然食材を用いたランチを提供しています。

今日のメニューは、春巻き、建長煮、ほか、でした。ご飯は玄米、胚芽米をお選びいただけます。コーヒー、紅茶つきで900円(ランチのみは750円)、水曜日はデザートのサービスもあります。食材は仲間の『みんなのお店』、『モアかれん』で扱う有機野菜やこだわりの調味料、餌に抗生物質や添加物を一切使用せず放牧養豚で育てられた栃木ウインドファミリーのお肉など、選び抜かれた素材のみ使っています。メニューも定番のものから季節や仕入れの状況で熟練スタッフたちが考え出したオリジナルメニューまで、本当に自信を持ってお勧めできます!

場所はアートかれんから歩いて3分ほど。大倉山駅からですと改札を出て左方向商店街沿いにまっすぐ『大倉山』の交差点を右側前方にわたって正面の歯科院右隣のビル二階になります。

『絵をかく人々のチャリティ展』へお越しの際はO.S.かれんのランチもご一緒にいかがですか?

今回はランチの写真がのせられず残念!またの機会にご紹介いたします。

2009年11月28日土曜日

土曜日の午後


『絵をかく人々のチャリティ展2009』は約二週間の短い会期の真ん中にあたる土曜日を迎えました。今日いいお天気で週末を中心にギャラリーを回っているアートファンのお客様やアートと福祉の活動に興味をお持ちの方など、多くのお客様でにぎわいました。

そして今日第4土曜日は『アートクラブ』の日でした。
『アートクラブ』とは2002年4月、アートかれん開所と同時に始まった絵画ワークショップのことで場所はギャラリーかれんの奥の作業スペース(アートかれんの日中活動の場所です)、施設活動が休みになる土曜日に行われてきています。

現在は主に第2、第4土曜日の午後に行われており子供から大人まで障害の有無にかぎらず絵をかくことや、ものを作ったりすることが大好きな方中心に活動しています。
詳細です(アートかれんのホームページより)


■利用時間 : 第2,4土曜日 1:00~5:00 好きな時間に利用してください

■場所 : 「アートかれん」のアトリエ(ギャラリーかれんの奥)

■参加費 : 1200円(1回) 5回分で5000円のお得なチケットもあります

        ※障害者手帳をお持ちの方は1回1000円

■内容 : 水彩画、油彩画、その他工作等。

モチーフも用意していますが、描きたい写真などあればもってきてください。

■道具 : スケッチブック、水彩道具、鉛筆など。まずはあるものを用意してください

 年に一度 (秋) ギャラリーかれんで展示会があります。

■講師プロフィール

新堂大介 2000年 東京芸術大学大学院美術研究科修了
南 芳枝 1998年 武蔵野美術大学油絵科版画専攻卒業

■近日のスケジュール

11月14日(土)季節の花をかく/11月28日(土)クリスマスの小物を作る

★事前の申し込みは必要ありません。利用時間におこし下さい。チケットを買ってその日から参加できます。

お問い合わせ、お申込みは「アートかれん」まで

TEL 543-3577

今日は皆さんシクラメンの鉢植えをモチーフにそれぞれ個性的な作品を描いていたようです。モチーフを描き終わると参加者の顔を一人ずつ描いている人や大好きな東急東横線の車両を描いている人、そしてギャラリースペースで走り回る子供たちの姿も見られました。

展覧会のお客様の中でみなさん、かれんの活動に興味を持ってくださいます。今日は何組かの方をメープルかれんまでご案内し見学していただきました。もし興味をもたれるかたがいらっしゃいましたらどうぞギャラリーのスタッフまでお申し付けください。見学は大歓迎です。

平日ですと自然食のランチを提供する『オーガニックスペースかれん』もギャラリーより歩いてすぐのところにあります。また、『みんなのお店』、『モアかれん』での安全な食材、有機野菜の販売なども行っております。

明日29日日曜日はギャラリーもふくめ、かれん全体はお休みになりますが来週よりまた元気いっぱいでオープンしてますので是非是非、足をお運びください。

2009年11月27日金曜日

絵をかく人々のチャリティ展 2009



再度、『絵をかく人々のチャリティ展』のご案内です。

『絵をかく人々のチャリティ展2009 小さなギャラリーにこぼれるアート』

会期:2009年11月24日(火)~12月5日

時間:11:00~18:30

休み:11月29日(日)

会場:ギャラリーかれん(小規模通所授産施設アートかれん)
   222-0037 横浜市港北区大倉山1-11-4
   電話・ファックス 045--543-3577

   東急東横線大倉山駅改札を出て商店街を左方向へ歩いて2分

参加作家:

浅野満 朝広永子 石川順惠 井上実 今村仁

岩熊力也 大槻英世 門田光雅 北川裕二 木村真由美

久保理恵子 児玉靖枝 小林良一 下重佳世 新堂大介

進藤環 鈴木俊輔 仙頭利通 曽谷朝絵 高橋大輔

天本健一 中村一美 橋本堯臣 廣澤仁 丸山直文

山倉研志 吉澤美香 磯部涼 伊藤麻耶 大田弘

川戸由紀 工藤未来 長岡彩 成富幸 飛岡悠太

牧島美帆 水島亜美 秦裕美子 田辺綾子 青木芳江

荒井麻理子 大場かずみ 香月義弘 佐々木貴子 清水ひろみ

杉山直子 鈴木孝一 竹植耕平 寺田美奈 樋口まみ

渕上さおり 木村庄兵 栁まどか 橋本知佳枝

展示作品はすべて販売しています。販売価格は作家作品3000円から140000円、かれんメンバー作品は2000円から20000円です。展示作品以外にもギャラリー奥のアートかれん作業スペースで作家作品、かれんメンバー作品をご覧いただけます。もちろん販売しています。

メープルかれんでは展示会場にドローイングのファイルを用意してみなさんにご覧いただけるようにしています。ファイル内の作品も1500円から4000円の価格帯で販売しています。

そのほかにも手織り、紙すきのオリジナルグッズ(マフラー2000円から)、オーガニックスペースかれんの手作りクッキー(一袋320円 8種類)、日によっては焼きたてパンがある日も。絵以外にもたくさん楽しいものがあります。

二枚目の写真は紙すきグッズの写真です。1枚1枚丁寧に手作業で漉いています。素材は楮とパルプ、それに手織りで出たあまり糸(マフラーのふさのはじの部分など)を混ぜ込んで漉いています。出来上がった紙は封筒、ぽち袋、メッセージカートなどに加工します。鉛筆で切り取り線を引き、ハサミで裁断、のりしろを折り、のり付、商品ラベルもカットして袋に詰めていきます。すべての作業はメンバーさんとスタッフの共同作業で行われます。

ぜひ手に取ってごらんいただければと思います。

2009年11月26日木曜日

絵をかく人々のチャリティ展の案内はがき



『絵をかく人々のチャリティ展2009』も四日目を迎えました。たくさんの方がギャラリーを訪ねてくださいます。ご近所の方が気軽に立ち寄ってくださる場面もありますが、わざわざ遠方よりこの展覧会を楽しみに来てくださる方も多くいらっしゃいます。

そんなお客様と展覧会をつなぐ大切な役割をはたすのが展覧会DMです。毎回チャリティ展では出展者が多いこともあり、どんな作家さんが参加しているのか、この展覧会はどんな展覧会なのか、どんば場所でやっているのか、などとにかくどんな展覧会なのか?というのをうまく伝えていかなくてはいけません。しかも情報としても見やすいものでないといけない。そんなあれこれを考えながらデザインの作業が行われます。

メープルかれんでは今年の四月の開所以来積極的にいろいろな印刷物のデザインを請け負ってきました。メープルかれんがデザインした、と特徴を出すためにも(ある程度内容をまかされている場合だけですが)メンバーさんの作品の全体、もしくは一部分をデザインに取り込んでいくということをやっています。

それで今回の『絵をかく人々のチャリティ展2009』のDMもメンバーさんの作品の一部を使いました。作者はメープルかれんのアライさん。もちろん展覧会にも作品を出しています(下の写真)。

アライさんの作品を使ってのデザインは今回で二回目(一回目は仲間の福祉団体のチャリティコンサートのチラシに使ってみました)。文字と絵とのからみがうまくいくようスタッフがレイアウトして作っていきます。

メープルかれんのデザイン、今後も続けていきたいと思っています。

2009年11月25日水曜日

絵をかく人々のチャリティ展 グッズコーナー


昨日は『絵をかく人々のチャリティ展2009』のオープニングがあり、参加作家さんを中心にたくさんの方のお越しいただきました。かれんからもメンバーさんが二名参加、アートかれんスタッフ、ボランティアさんが用意した手作り料理の数々でたいへん盛り上がりました。(写真を撮るのを忘れてしまいました。。。)

メニューはボルシチ、ポテトサラダ、筑前煮、太巻き、焼き豚、かれんの手作りガトーショコラ、チーズケーキ、香辛料たっぷり、ナッツぎっしりのパウンドケーキ、途中から、かれん特製パンの数々、などたくさんのお料理が並び、いわゆるギャラリーでのオープニングのような立食でワインを傾ける、感じとは違ったアットホームな雰囲気の中みなさん椅子に座ってわいわいとおしゃべりを楽しんだのでした。

ギャラリーの展示空間ではその輪とは別に作品を前にいろいろと絵画の話、美術の話、そして福祉の話やメンバーさんの普段の様子、制作の様子、など話題もつきることなく、熱く(でも和やかに)語り合うみなさんの姿もありました。

さて、今日は展示室一画に設けたグッズコーナーを紹介します。

メープルかれんは開所1年目、アートかれんは8年目ですが、そのさらに前、まだかれんの作業所が一つしかなかった時代、オーガニックスペースかれんをいう名の自然食のランチを提供する喫茶店型の作業所ができた1997年、喫茶業務のかたわら、手織りの作業も行い始めました。現在ではアートかれん、メープルかれんにその作業は引き継がれています。

前置きが長くなりましたが、その手織りグッズです。マフラーや帽子、バッグに小物、テーブルセンターなどを作っています。糸は織り糸、毛糸、自分たちで草木染めをした糸など、さまざまな素材で行います。裂き織りもやっています。

写真には写っていませんが、紙すき製造もメープルかれんが力を入れている作業の一つです。織りのあまり糸を紙の材料に混ぜ同時に漉きます。その紙で封筒、ぽち袋、メッセージカードなんかを作っています。今回のチャリティ展でも購入できます。

それからクッキーです。クッキーは主にオーガニックスペースかれんで作っています。現在8種類あり、サブレダマンド、ジャンブル、ココナッツ、チーズ、チョコチップ、オレンジ、ココア、紅茶があります。クッキーは一袋320円。一度食べればその価格に納得のお味です。素材は国産小麦、自然卵、よつ葉バターを使用、本当にいい素材を使っているんです。

絵画作品と合わせ、こちらのグッズ、クッキーなどもどうぞよろしくお願いします。

2009年11月24日火曜日

絵をかく人々のチャリティ展2009 初日



本日より『絵をかく人々のチャリティ展2009 小さなギャラリーにこぼれるアート』がはじまりました。

作家作品、かれんメンバーさん(利用者さん)たちの作品がずらりと小さなギャラリーに並びました。

展示は参加作家の大槻英世さん、井上実さん、吉澤美香さん、吉澤さんのお嬢さん、スタッフの南と天本が行いました。チャリティ展は今回で6回目になりますが、さすがに展示の作業もこなれてきて(?)短時間でビシッと決まったような気がします。とても見やすく、いい展示に仕上がっていると思います。展示作業に参加してくださった作家のみなさん、本当にありがとうございました。

写真で展示風景を少し紹介させていただいています。作品下のキャプションにはところどころ赤丸のシールが付いていますが、今朝11時のオープン直後から作品を購入してくださる方がお見えになり、展覧会を楽しみにしてくださっている方がいるんだな、と大変ありがたく思いました。

展覧会は来週土曜日まで続きます(29日、日曜日は休み)。是非会場に足をお運びいただき、実際に作品をご覧いただければと思います。やはり絵画は図版で見ることより、実作品の前に我が身を運ぶということが大切だと思います。

今日はこのあと17時より、参加作家のみなさんを中心にお集まりいただいてささやかなオープニングを行います。参加作家のみなさんにお会いできるチャンスですのでどうぞみなさんお越しくださいね。(天本)

2009年11月23日月曜日

絵をかく人々のチャリティ展2009 小さなギャラリーにこぼれるアート



はじめまして。2009年4月に横浜市の地域活動支援センターとして開所しましたメープルかれんのスタッフの天本です。メープルかれんは現在11名の障害も持つ仲間たちがものづくり(絵画制作、手織り、紙漉き)の活動を行っている小規模施設です。
私たちの日々の活動の紹介や展覧会などを中心としたイベントなどの告知を行っていこうと思いこのブログをスタートさせてました。

早速ですが明日から始まる展覧会をご紹介いたします。かれんの同じ仲間、アートかれんが運営するギャラリーかれんで、毎年11月終わりから12月あたまにかけて開催される『絵をかく人々のチャリティ展』がスタートします。

『絵をかく人々のチャリティ展2009 小さなギャラリーにこぼれるアート』

会期:2009年11月24日(火)~12月5日

時間:11:00~18:30

休み:11月29日(日)

会場:ギャラリーかれん(小規模通所授産施設アートかれん)
   222-0037 横浜市港北区大倉山1-11-4
   電話・ファックス 045--543-3577

   東急東横線大倉山駅改札を出て商店街を左方向へ歩いて2分

参加作家:

浅野満 朝広永子 石川順惠 井上実 今村仁

岩熊力也 大槻英世 門田光雅 北川裕二 木村真由美

久保理恵子 児玉靖枝 小林良一 下重佳世 新堂大介

進藤環 鈴木俊輔 仙頭利通 曽谷朝絵 高橋大輔

天本健一 中村一美 橋本堯臣 廣澤仁 丸山直文

山倉研志 吉澤美香 磯部涼 伊藤麻耶 大田弘

川戸由紀 工藤未来 長岡彩 成富幸 飛岡悠太

牧島美帆 水島亜美 秦裕美子 田辺綾子 青木芳江

荒井麻理子 大場かずみ 香月義弘 佐々木貴子 清水ひろみ

杉山直子 鈴木孝一 竹植耕平 寺田美奈 樋口まみ

渕上さおり 木村庄兵 栁まどか 橋本知佳枝

オープニング:11月24日(火)17:00から


この展覧会は絵画作家27名と、かれんで絵画制作を行う27名の利用者さんとの合同展覧会です。
参加作家のみなさんには、売り上げの半分、もしくはそれ以上の寄付をいただくほか、通常の発表時よりも低い価格設定をしていただいたり、あまり発表されないような小品を制作していいただいたり、純粋にかれんの利用者さんたちとの合同展を楽しんでいただいていたり、とさまざまなスタンスでこのチャリティ展に関わって頂いています。利用者さんの作品ももちろん販売しており(キャンバス作品でも1500円から!)絵画が好きな方、美術が好きなかた、かなり鋭い目で作品を広く見ているかた、ふだんはあまりアートとは接点が無いけど、お祭りみたいな雰囲気が好きで、絵も買ったりしてみても良いかな、と思っている方など・・とにかく幅広い、多くの方たちがとにかく楽しめる展覧会になっていると思います。

出展作品はキャンバスサイズで4~6号サイズが中心です。
是非この機会に大倉山のギャラリーかれんへ足をお運びいただければと思います。

取り急ぎ内容のみの羅列のようですが、会期中このブログで写真なども乗せていければと思っております。
どうぞよろしくお願いします。